インタビュー:Makiko&Leena(大庭万希子)
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2013年5月、フィンランドで開催された第2回国際カンテレコンクール Art Music(Taide musiikki) オープン部門に出場し、フィンランド作曲家協会賞を受賞したMakiko&Leena。

現在フィンランドにカンテレ留学中のはざた雅子の教え子 大庭万希子が、同じ音楽学校でパーカッションを専攻するLeena Nousiainenの奏でるビブラフォンと組んだデュオは、優しい音色の中にも女性のたくましさを感じさせてくれました。

フィンランド作曲家協会賞を受賞したグループは、フィンランド作曲家協会に加盟しているフィンランド人作曲家に、自分たちのために曲を作ってもらうよう依頼する権利と、そのための支援金(1000€)が約束されます。

そんなMakiko&Leenaのデュオ結成のいきさつ、コンクールでの受賞、これからの活動について話を伺いました。

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Leenaとはなんと、元々ハープ奏者として出会いました。
室内楽のレッスンでいろいろな楽器と一緒に弾くうちに、次はハープと弾いてみたくなりハープ奏者を探したのですが、いくら探してもなかなかハープの学生がいない。
そしてようやく見つかったのがLeena、ハープは彼女の副専攻の楽器だったのです。
でも初めの頃は何も知らず、てっきりハープが主専攻なのだとばかり思っていました。

後から聞いてみれば、そもそもこの学校でハープの学生というのは主専攻副専攻含めて彼女だけだそうで、ハープの学生を探した時点でLeenaしか出会いようがなかったのです。

そんな風にして出会ったLeenaとカンテレ×ハープをしばらく試した後、せっかく主専攻が打楽器なのだからカンテレ×打楽器もやってみよう、となったのは自然な流れでした。

初めはカンテレ×マリンバを合わせてみて、それもなかなか面白かったのですが、Leenaも私も先生も全員がほぼ同じタイミングで『ヴィヴラフォンとカンテレはきっとものすごく合うんじゃないか』と思いついて、次はその組み合わせをやってみようとなったわけです。

偶然とも言える始まりだった私達のデュオですが、うまくいったりいかなかったりを果てしなく繰り返す、その過程は思った以上に有意義なものでした。

カンテレ科、打楽器科それぞれの先生から違う視点でのアドバイスを頂いたり、両方の科のイベント、コンサートに参加することでいつもと違う空気感を体験したり、という機会は、デュオとしてだけでなく、ソロでの演奏にも生きてくるような貴重な経験だったと思います。

打楽器科には趣旨も規模も雰囲気もガラリと違うイベントがいくつもあって、一緒に演奏はしなくとも他の学生達の姿から学ぶこともたくさんありました。

カンテレ×打楽器の魅力を多くの人に伝えたい、というのが二人の共通の思いだったので、今回頂いた賞はそんな私達にとって一番うれしい賞です。

『私達の演奏をまた聴きたいと思ってくれるひとがいる』のだと受け止め、このデュオを続ける機会を頂いたことに感謝しながら、また新たな気持ちで取り組んでいきたいと思っています。
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他の楽器と合わせることにより生まれる、新たな音楽の楽しみ。それにより成長していく自分たち。
まさに「可能性」というものを感じさせてくれるMakiko&Leena、今後の活躍が楽しみです。
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